「クライアント(広告主)よりの昔ながらの雑誌作りをしているからですよ。この春はコレがはやる、秋はアレがくる、みたいな企画をやっていますが、クライアントが売りたい商品と企画をくっつけただけ。高額商品が売れたバブリーな時代にはそれでもよかったのですが、バブル崩壊で景気が悪くなり、消費者の生活スタイルや嗜好が変わりました。旧来型では売れなくなったんです」
その一方で、宝島社の女性ファッション誌の部数が急激に伸びているそうです。その理由について、宝島社広報課は、「読者にいかにして価値を感じて頂けるかという点について毎号議論を重ねています。」「読者を増やすために、表紙、定価を毎号検討しており、対読者、対流通など、ターゲット別のプロモーションに力を入れています。」と述べていたそうです。
これを読んだ時に、この状況はファッション系の雑誌だけでなく、他の分野でも同じようなことが言えるのではないかと思いました。
クライアントよりの企画はすぐに消費者に見破られ、消費者から見放されてしまう時代に入ったのだと思います。消費者のニーズを把握し、消費者目線に立った情報を提供していくことが以前より厳しく求められているのだと思います。
広報を展開する企業としても、こうした背景を考慮して、より一層顧客が必要としている課題を綿密に調査したうえで、顧客にいかにして価値を感じて頂けるかという視点に基づいたコミュニケーション活動をしていく必要があると思います。